新米インフラエンジニアの研修日記

とある会社で研修させて頂いたことを書いてます。

ミドルウェア千本ノック① ~ FTP ~

前回のブログにも記載しましたミドルウェア千本ノックを再度書いておきます。

今回の条件はユーザ(shinmai)がFTP接続し、/home/shinmai を FTPのホームディレクトリとして利用する設定を行います。

OS環境:CentOS 6.7 x64

① vsftpdの概要

vsftpd (Very Secure Ftp Daemon) は、FTPサーバの一つであり、名前からもわかるようにセキュリティが高く、安定性に優れている

② インストール方法

 yum -y install vsftpd

③ 設定項目

 vi /etc/vsftpd/vsftpd.conf

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anonymous_enable=NO ← anonymousユーザ(匿名ユーザ)のログイン禁止
chroot_local_user=NO ← ホームディレクトリより上層へのアクセスを禁止
chroot_list_enable=YES ← ホームディレクトリより上層へのアクセスを許可するユーザのリストの有効化
chroot_list_file=/etc/vsftpd/chroot_list ← ホームディレクトリより上層へのアクセスを許可するユーザのリスト
ls_recurse_enable=YES ← ディレクトリごと削除できるようにする

pam_service_name=vsftpd
userlist_enable=YES
tcp_wrappers=YES

## 追記 ##
userlist_file=/etc/vsftpd/user_list ← アクセスできるユーザリストファイルの場所
use_localtime=YES ← タイムスタンプ時間を日本時間にする
text_userdb_names=YES ← ディレクトリリストを表示するとき、ユーザとグループの情報を/etc/passwdファイルを元にテキストで表示する。
pasv_min_port=60000 ← PASVモード接続時の最小ポート番号
pasv_max_port=60030 ← PASVモード接続時の最大ポート番号

user_config_dir=/etc/vsftpd/vsftpd_user_conf ←ユーザ毎の設定ファイルを配置するフォルダ
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# ユーザ作成
useradd shinmai
passwd shinmai

cd /etc/vsftpd/
mkdir vsftpd_user_conf 
vi vsftpd_user_conf/shinmai ←ユーザ毎の設定ファイルを作成
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local_root=/home/shinmai ←shinmaiのホームフォルダ
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chkconfig vsftpd on 
/etc/init.d/vsftpd start

④確認

 FTPソフト(FileZillaなど)を使用してアクセスし、適当にファイルをアップロードして、サーバ側で/home/shinmai/ にアップロードしたファイルがあればOK